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「もしかして成功したかも? 和アフタヌーンティー」フォーシーズンズホテル東京大手町
三井が本気(マジ)で作った「俺のホテル」ことフォーシーズンズホテル東京大手町のザ・ラウンジ(The Lounge)でアフタヌーンティーをしてきましたよ。
目次
1.アフタヌーンティーそのものの感想
1-1.セイボリー 1段目
1-2.甘いもの 2段目
1-3.スコーンとお茶
2.ホテルラウンジとしての感想
3.まとめ
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1.アフタヌーンティーそのものの感想
結論から言うと、とっとと行ったほうがいい。理由は美味しいのと、ほかには同じものがないから。
メニューはざっとこんな感じ、後でテキストに起こすから、まずは画像で見てくださいな。
メニューだけ見ると、なんだよ、地味だなって思うでしょ。それで実物見ても、やっぱり地味だなって思うですよ。
だけど、やっぱり行ったほうがいいのね。なんでかっていうと、上下段とも一部を除いてとてつもなく美味しいからです。
まずね、アフタヌーンティーってセイボリーも甘いものも両方が美味しいところはほぼ皆無。たまに季節によってはあるけど、基本はどっちがが
やや残念なんですね。
これっていつからこんなことになったのかはわからないけど、少なくとも私が通い始めた数十年前からこの現象は変わらないんですよ。
だけど、ここのアフタヌーンティーだけは違った。正直、軽い感動を覚えたね。
「なんだよ、やればできんじゃないのよ」
と。
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というわけで、まずはセイボリーから。
1-1.セイボリー 1段目
セイボリーは文句なく素晴らしいの一言に尽きますね。
作り手さんは、このホテルの宴会などを担当する人が料理長です。
私、結婚すらしていませんが、もし、息子か娘がいたらですね、このセイボリー食べたら、結婚式はここに決めますわ。
そのぐらい美味しい、しかも感動的においしい。
普通に1-2個星がついてるレストランのアントレくらい美味しい。
毎月、メニューは変わるのでしょうが、華やかさがあるのに、きちんとした味がする。
セイボリーの一つひとつが「シェフの小さな一皿」です。
例えば、江戸味噌とフォアグラを合わせるとか、日本人ペストリーシェフだとまず考えないし、
フランス料理店行ってもわざわざそれを選んでは食べないという組み合わせなんだけど、、
セイボリーで出されたら嬉しくて新しい。
そういう、アフタヌーンティー業界全体が見えてなかったところを確実に狙って弾をぶち込んできてる感じがありますね。
つまり、勝ちに来てる。
普通、セイボリーっていうのはどれも、まあまあしょっぱいもので、ちゃんとしたシェフが作っていれば、
そこそこ美味しくはあるんですよ。でも、どれかが40点でどれかが80点で、だいたい全部合わせて72点みたいなところが多いのですよ。
別に、それぞれの店が頑張ってないってわけじゃないのでしょうが、メインは甘いほうだし、三段トレイだから、
最初はこんな感じで軽く飛ばすんでしょ?的な扱いが多いのですが、ここのは違っていた。
まず、メニューとして考えつくしてある。思想があるんですね。
そしてその思想の下地になっているのが「日本茶か和紅茶を主軸にしたアフタヌーンティー」という徹頭徹尾貫こうと決めているコンセプトです。
基本は煎茶やブレンド煎茶などの日本のお茶を楽しむのが着地点なので、皿の上もきちんとそのゴールに合わせてある。
これがおそらく、現時点でほかのアフタヌーンティーをぶち抜いて美味しいと言い切れる特徴ではないかな。
1-2.甘いもの 2段目
まず、すべてのお菓子が香り高い。そして美しいけど華美じゃない。
品の良い貴婦人やお嬢様みたいな印象のあるお菓子です。
その雰囲気は食味にも通じていて、香りよく、でも押し付けてこない。
味も、使っている素材のエッセンスだけが上手に抜き出してあり、
組み合わせてあるもの同士が、お互いにバランスよくサポートしあっている……という感じで、要するに押しつけがましくないんですね。
もちろんシェフ パティシエ・青木の才能とセンスによるものが大きいですが、その中心となっているのが、やはり、「日本茶と和紅茶をメインに……」の部分です。
日本のお茶と一緒に食べておいしいものを作ろうっていう着地点に、才能ある人たちがフォーカスを合わせた結果です。
1-3.スコーンとお茶
スコーンは日本人が好きなしっとり系で3種も出してくれます。おなか一杯食べてほしいのだそうな。私は菓子を使ったりする人じゃないので良くわからないけども、今まで食べたどのスコーンよりも、消化が軽いですね。
これが、煎茶などによるものなのか、それともシェフのグルテンヌの仕方の絶技なのかは、わからないです。
今度、聞いてみますね。
クロテッドも新鮮で軽め。多分、乳脂肪率なんかはそうは変わらないと思うけども、罪悪感なく山盛りにつけて食べようと決意できるクリームですね。
ジャムは砂糖なしでこの甘味!?とびっくりしました。つけても美味しいけど、スプーンですくってそのまま食べても美味しいですよ。
お茶は90分のうち、三種くらいいけるかな。個人的には日本茶オンリーで攻めるのがいいと思う。
正直、コーヒーとかは、ここのアフタヌーンティーに飽きたときに飲めばいいです。
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2.ホテルラウンジとしての感想
まあね、基本、大都会のど真ん中でね、狭いんでね。そこは仕方がありません。
しかし、皇居がこんなに見えてしまうのと、「ブラックアフタヌーンティーを今頃している皆さん、お元気ですかー」的な感じの景観とか、そういうことを全部合わせて、良いホテルラウンジです。一人でいても何の違和感もない感じとかも合わせ、来てみるといいと思いますね。
内装なんかは好き嫌いありますので、窓の外の景色を感じる気持ちで使ったらよいかと思います。
ただ、キャッキャウフフな雰囲気はなく、もう少し静かに楽しむ、声もひそひそお話できる女性が似合っているホテルラウンジではありますね。(もともと、ホテルラウンジってそういうものなんですけどね。昨今のアフタヌーンティー事情により、世相も変わっているのです)
超大手企業の「俺ホテル」なので、座席にいかにもなおじさん群がいることがありますが、そういうシーンにも使えるということです。
3.まとめ
結論として、和のアフタヌーンティーはこのフォーシーズンズ大手町のラウンジで、一つの成功の形をとりつつあります。
ただ、難点は、中級ブランド物の和菓子を並べてしまう点ですね。これはいただけない。
こういうことをしたいのであれば、和菓子は別皿で並べて、お好きな方はどうぞってしておけばいい。
わざわざ、プロ、しかも天才に近い人たちが「日本茶で楽しめるアフタヌーンティー」という難しい課題をクリアするために、
総力あげて小さな小さな着地点に向かって力を集約しているところに、
同じ皿の上に置く意味のないブランドが紛れ込むのは、正直言って野暮ってもんですよ。
誘われたほうも、断れよってことですよ、ほんと。
そもそも、その店のアフタヌーンティーだってまるっきりスベッているんだから。
小さいころから和菓子を食べている日本人にとって、和菓子へのハードルは高く厳しいので、きっと残していく人がほとんどでしょうね。
残った和菓子の数が100個超えたら、この意味、わかってくれるんですかね。
言っておくけど、和菓子を置くのがダメって言ってるのではありません。
「才能が終結して一つの点のような小さなゴールに向かって、今まさに着地しようとしてるところには、これは邪魔」
って意味です。
やるなら、彼らと一緒に足並みそろえて全力疾走できるレベルの職人さんをお呼びして、ともにゼロから作り上げましょうってことです。
じゃないと、意味ないよ。
なので、おそらく、二段目の皿を全部青木さんにつくせたら、アフタヌーンティーが日本にお目見えしてから数十年、日本人が誰も作り出すことができなかった
「和のアフタヌーンティー」が一つの完成形を見せるのではないかと私は感じております。
それがまさか、お茶から始まるなんて、まったくの盲点でしたね。
でも、アフタヌーンティーは「午後のお茶の時間」なのですから、やっぱりメインはお茶なのですよ。
その日のホスト役にのみ、お茶を注ぐ役割が与えられるのには、それなりの意味があったわけですね。
そんなわけで、何が何でも「日本茶で!」と譲らなかったここのラウンジが成し遂げたことは、結構、すごいことだと思います。
まあ、とにかく行ってみてください。
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ついでに宿泊予約もしてみる。
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